Хаттори Сиро: говорил о том, что диалект острова ХАТИДЗЁ: древнее РЮ:КЮ:ГО и демонстрирует черты, которые не наблюдались в пра-японском языке.
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/2002keiziban.htm
вот некоторые общие сведения об этом диалекте:
八丈方言について
八丈方言に万葉集の東歌にみられる東国方言の一部がのこることは,かなり以前から何人もの研究者によって指摘されており,上代以前の日本語の姿をとどめている可能性のある方言として注目されてきた。さらには,日本祖語とは系統のことなる異言語の流れをひく可能性さえ指摘されている(服部1955・1968)。かつては「所属不明」(東条1927)とまでいわれた八丈方言も,最近の研究結果からかなり具体的にその実態があきらかになっている。
たとえば,アスペクト・テンス・ムードや条件表現,係り結びなどのシステムは,新たな文法現象の影響をうけながらも,かなりの程度に古代語の,一部は上代東国方言の,特徴を保存している。
アスペクト形式ノメリに由来するnomara(<*nomarowa)は,東歌にはノマルであらわれるが,本来は連体形ノマロだったはずだし,タリ形のノミタリよりもリ形のノメリのほうが古い姿だったろう。
また,動詞の連体形nomo(酒),形容詞の連体形takake(山),それに,推量ラムの東国方言形ナムが変化したnomunouwaなど,万葉集にみられる古代東国方言の文法的な特徴,そして,過去の「き」,仮定条件のnomabaと確定条件のnomeba,「こそ」と「か」の係り結び,といった古代語の諸特徴,さらには,動詞連用形や形容詞語幹の自立的な用法,否定の「ず」以前の姿にさかのぼる否定動詞など,上代語でさえ失いかけていた文法現象までもが,この方言には保存されている。
語彙的にも,「つとめて」が変化したtoNmete(朝),応答の「をを」に由来するou,「ふふむ」「ふふめる」に対応するhoumowa(口にふくむ),houmerowa(口にふくませる)など,古層をのこす例が多く,発音の点でも,nukowa脱ぐ,kasikowa炊ぐ(蒸す),heirakowa疼く,などの清音も古いものである。
こうしてみると,現在,語原不明とみられる語形や語彙も,じつは古い姿をたもったものである可能性があって,そのような視点からの再検討が必要なのである。
現在,琉球方言は,日本語 全体のなかでもっとも古い姿をのこす方言として位置づけられているが,以上のようなことから,八丈方言が,琉球方言と二分されるもう一方の本土方言のなか で,もっとも古い姿をのこす方言として位置づけられるべき方言であることは疑いない。そして,そのような琉球方言の地位にならぶ可能性のある唯一の方言で あることも,おそらく間違いないだろう。八丈方言は,琉球方言,なかでも特に古い特徴をのこす南琉球方言や奄美方言とともに,日本語圏のもっとも外側に位 置する方言だといってよい。